このサイトのサブタイトルにもあるように、体臭ほどしんどい悩みはないと私は思っています。事実、私は薄毛やアトピーでも悩んだ経験があり、その時も人に会うのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。でも、体臭に比べれば本当にどうでもよいレベルの悩みだと今なら思えます。
それは自分だけの問題ではなく人に嫌な思いをさせているという罪悪感。そして、実際に自分がどんな匂いを発しているか分からない辛さ。誰に聞いても「臭くない」と言われるけど、あからさまに人から避けられ、嫌われる現実。陰口というか目の前でわざと聞こえるように悪口を言われるにも関わらずです・・・
同僚・友人・家族・恋人・・・誰も信用できなくなりました。こんな辛い悩みがあるのかと本当に思っていました。
でも、なんとか乗り越えて、今は少しずつですが、人と接することができるようになっています。
これほどまでに私を苦しめたミドル脂臭とは一体どんなものなのか?そして、改善の為にはどのような対策が必要なのか?私の経験を元に徹底的にまとめます。
ミドル脂臭の特徴
ミドル脂臭とは、、、
- 30代~40代の男性特有の匂い
- 汗に含まれるジアセチルが原因成分で、後頭部や頭頂部を中心に発生
- 油が腐ったような匂い
- 女性は気づきやすく不快感が強い。
と加齢臭や汗臭とも違う強烈な匂いです。
加齢臭との違いは?どんな匂い?
加齢臭は中高年、主に50代以降から発生する匂いです。ノネナールという物質が原因で、古本屋のような枯れた匂いと言われますが、一般的にはミドル脂臭に比べる大したことはありません。
若い女性でも「加齢臭なら全然苦にならない」という方いますからね。私の加齢臭はキツイですが(-_-;)
それに対しミドル脂臭は、主に30代~40代で発せられ、古い油が腐ったような匂いとかバター・チーズ、場合によってはカメムシの匂いとか言われます。
古本屋の匂いより明らかに臭そうですね。ちなみに私の場合は、足の親指の爪に詰まった黒い垢のような匂いがしてました。多分それが顔中から・・・
そして、拡散力も半端ないんです。
実際に、私は数メートル離れた遠くの人から「クサっ」と言われたことが何度もあるくらいですから、その拡散力は加齢臭の比ではありません。ただ、加齢臭やミドル脂臭以外の特殊な匂いがする場合には、内臓不良や病気の可能性も考えられます。
例えば、、、
ミドル脂臭にはなぜ気づかない?
そんな強烈な匂いのするミドル脂臭ですが、自分では気づかず家族からの指摘や自分への陰口で判明されるケースが多いようです。かくいう私もそうでした。例えば、、、
なんか○○の近く、脂の腐ったような匂いしない?マジで息ができないんですけど・・・誰か指摘してください・・・
私なんか、目や喉が痛くなる。
私は、鼻水が止まらない。
どう伝えようか。ファブリーズでも机に置いておくか・・・
そんなことで通用すると思う?だってあの匂いだよ・・・一体どんな生活したらあんな匂いになるの?気持ち悪い。
本当それ。気分が悪くて仕事どころじゃないので、退職してくれるよう伝えてください。
内臓が腐っているんじゃないですか?
病気なんじゃ?とか言ってさりげなく臭いことを伝えてください。
そうだな。とりあえず匿名で手紙でも送ってみよう。
こんな会話がもしかしたら繰り広げられているかもしれません・・・
では、なぜ自分では気づかないのでしょう。
ご存知の通り、人間の鼻は発していると自分の匂いには慣れてしまって分かりづらくなるんです。だから、自分や部屋の匂いって分からないものなんですね。
私も未だに長時間外出して帰宅すると強烈が加齢臭が部屋に漂っていることを気づかされます。
だけど私は、自分の食生活の改善と部屋の消臭を毎日徹底的に行いました。結果、少しずつ自分が発する匂いや部屋に染み付いた匂いが和らいでいったんでしょう。それにより、汗を発した時や入浴から数時間立った時の匂いがよくわかるようになってきました。
それが恐ろしく臭い。
自分の体臭が分かっていく事・・・本当に恐怖と絶望しかありませんでした。ですが、それを受け入れつつ、少しずつ少しずつ前に進んで、ようやく今に至ります。
そして、自分の鼻が慣れること以外に自分で気づかない原因がもう一つあります。実は、「ミドル脂臭」と命名したマンダムの研究によると、発生場所は後頭部や頭頂部が多い事が分かっています。
体の中で、唯一自分の鼻で直接匂いを嗅げない場所ですね・・・
だから、普通に生活していてもなかなか気づきにくいんです。ただ、私の場合は顔全体、特に小鼻や鼻がネットリ、ギットリの脂まみれでだったので、どんな匂いかは分からないまでも、臭いことは確信してました。それが、まさかウ○コのような匂いとは思っていませんでしたが・・・
いつからいつまで匂う?
私は、もともと体臭がきついタイプで、20代前半でも親父臭いと色んな人から指摘を受けていました。でも当時は、臭いと言われつつも老若男女問わず仲良くできていたので、気にするものの深く悩んではいませんでした。
ですが、30歳を過ぎたあたりから強烈な匂いを発し始め、汗だくで電車に乗ると吐き気をもよおす若い女性もいましたし、職場の同僚の女性だけでなく男性達からも陰口の対象となりました。
物凄く良い人と評判高い管理者が、率先して私の悪臭をからかうようなイジメのようなことを行っていたので、体臭を前にすると、どんな人格者でも本性を露わにすることを初めて知りました。
全ての人間から嫌われる日々。三日三晩朝から晩までお酒を飲んで現実逃避し、一時期はアルコール依存症にまでなりました。本当に悲しくて思い出すと未だに叫びたくなります。
原因はジアセチル?改善方法は?
では、そんな私を絶望まで追い詰めたミドル脂臭の原因はなんなのか?
マンダムによると、その原因は「ジアセチル」という物質です。
加齢臭は「ノネーナル」でしたね。
発生メカニズムは、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌が汗中の乳酸を取り込んで代謝し、ピルビン酸、アセトインに変化する過程を経て、最終的に悪臭を放つジアセチルとなるとの事。(乳酸⇒ピルビン酸⇒アセトイン⇒ジアセチル)
だから、ジアセチルの発生を抑制すればよいわけです。
その為には、とにかく食事を代えるしか方法はありません。当然、アルコール・コーヒー・揚げ物・ジャンクフードなどは控えるべきです。でも、30代前半ならまだまだ働き盛りで脂っこい食べ物が大好きだと思います。
若い頃は節制しなくても匂わなかったわけですから、なぜこんなことをしなければならないんだ?そして、体質により全く臭くならない人もいます。そんな人を見ていると、なぜ自分ばかりが?と思ってしまう気持ちはよく分かります。
でも、それはやはり運命でどうしようもない現実なんです。
ただ、私のように極度な体臭持ちでない限りは、毎食と言わず一食置き換えるだけで、、、そして、シャンプーやボディソープを代えるだけで圧倒的な改善が見込めると思います。
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